iMacしちゃいました

(第1回)


Sep.12

 突然企画「iMacしちゃいました」と題して、これから5〜8回ぐらいのシリーズでiMacの購入からセットアップ、メモリの増設方法や使用感などをレポートしていくので。
 ということで第1回の今日はiMacの受け入れ準備からだ(笑)。
 まず、今まで使っていた周辺機器をiMacと共用するにはどうするのかという問題。今うちにはPerforma5410が1台ある。これには230MBのMOをSCSIでつないである。プリンタはEPSONのMJ-810C、デジカメはAppleのQuickTake 150(Performaを買った時にキャンペーンで当たった)、FUJI FILMのFinePix500を使っている。これらはみんなシリアルポートで接続する。
 基本的にこれらの周辺機器はそのままiMacで使うことはできない。iMacには周辺機器をつなぐためにUSBポートしか用意されていないからだ。ただ、今後シリアルとUSBの変換アダプタだとか、パラレルとUSBの変換ケーブル(プリンタの接続に使う)が出回ってくるはずなので、ドライバの対応さえできていればiMacに接続して使えるようになるだろう。
 問題はSCSI接続のMOドライブをどうするかだ。ヤノ電器がUSB接続のMOドライブを開発中らしいが、おそらくSCSI接続に比べ転送速度がずっと遅くなるのであまり実用的ではないかも知れない。とりあえず使えないことはないといった程度の使用感で、かなりストレスを感じることになるだろう。また、しばらくはドライブの価格も相当高いままだと思う。当分の間ヤノ電器以外に選択肢もないだろうし。
 で、これはどうするかというと、PerformaにつないであるMOドライブをネットワーク(Ethernet)経由で使うのが当面の間妥当な方法だろう。iMacには標準で10/100Base-Tポートが装備されている。せっかくなのでPerformaにもできれば100Base-Tのカードを入れたいところだが、これは少し検討を要する。
 まず、100Base-Tカード(PCIスロットにつけるタイプ)は15,000円くらい出せば買える。この値段なら問題はない。ただ、Performa5410にはPCIスロットが1つしかない。これを使ってしまうと他の拡張カード(グラフィックカードなど)を取り付けることができなくなってしまう。また、HUB(接続の中継をする装置)も100Base-T対応のものだと一気に高くなり、安くても20,000円ぐらいだ。
 まあ、今のところそれほど高速なネットワークは必要ないので10Base-Tで充分だろう。それにこれならPCIスロットをふさがなくても済む通信拡張スロット(CSII)に取り付けるタイプのものがある。これを使うことにする。
 結局iMacをうちで使うために新たに必要になったものは10Base-Tカード(CSII用)12,000円、HUB(5Portのもの)4,900円、接続用ケーブル(2mと1mのもの1本ずつ)880円のあわせて17,780円だ。また、当分プリンタとデジカメはiMacでは使えない。ネットワーク経由でPerformaの方にデータを送ってプリントしたり、Performaで取り込んだデジカメの画像をiMacに移しかえたり、といった作業が必要になる。何だか凄く無駄のような気もするが、こうでもなければPerformaの存在意義がなくなってしまうし。
 とりあえずこれで周辺機器関係はよしとしよう。次に置く場所であるが、実のところこれが一番大変だった。いや、単に部屋が散らかってて片付けるのが大変だったのだが(笑)、それでも色々と注意すべき点がある。
 まずは周辺機器をPerformaと共有するのですぐ隣に置かなくてはならない。別に隣の部屋でもできないことはないが、ネットワーク用のケーブルも長くしなくてはならないし、それにMOを使うのに隣の部屋にあったりしては大変だ。実は大学の研究室では隣の部屋にあるMOドライブをネットワーク経由で使っていたりするのだが、ちょっとした作業をするだけで夏なんか汗だくになるくらい歩き回る羽目になる。冬は静電気が体にたまってきてドアをあける度に火花飛ぶし。
 話がそれたが、とにかくすぐ隣にあった方が何かと好都合だ。幸いPerformaの隣に大き目の机があるのでここに置くことにする。iMacの大きさはPerformaより前から見るとちょっと小さめだが、奥行きはやや大きい(H395×W380×D440)。ただ、iMacは本体背面にコード類が出ていないので後ろ側にほとんど場所をとらなくていいし、机の奥行きは70cmあるので充分本体とキーボードを置けるだろう。
 写真右のホワイトボードの下の方にくっ付いてるのがHUBだ。ちょっとこれでは分りにくいが、実はこれボディーがブルーのスケルトン(笑)。手前にあるのはiMac用に買ったマウスパッド、これもボンダイブルー(iMacの青い部分の色)っぽいのを見つけて買った。
 さあ、これで準備万端。あとはiMacを買うだけだ!
 ということで次回はいよいよiMac購入、店選びから持ち帰り方法まで?お伝えする予定だが、いつ手に入るか分らん(笑)ので気長に待ってて下され。


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