Mac OS Xって・・・

(第5回)

〜Public β!〜

Oct.28

 9/13のMAC WORLD EXPO/PARISでの英語版/仏語版/独語版Public β配付に遅れること1カ月、ようやく日本語版のリリース。10/21、22のみ新宿高島屋で「リアル」AppleStoreが特設され、その場で入手可能であったが、出無精なオレはホントのAppleStoreから購入。
 この際だから、ということで例の「1click」というのを使ってみたが、う〜む、イヤな感じだ。ちゃんと注文が通ってんのかどうか、全く分からん。まぁこれは「1click」に限らずAppleStoreで以前マウスを買った時もそうだったのだが、それに輪をかけたダメっぷりだ。
 それはさておき、とにかく買った。無事注文は通っていたようで、6日後にはブツが到着。なぜだか出荷通知がブツより後に来たが、まぁ許そう。とにかく早速インストール、と行きたいがそうはいかん。
 まずはiMac(Rev.A、 G3/233MHz)の内蔵HDのバックアップをとって初期化し直す。その際パーティションを4つに切る。1)MacOS 9用、2)MacOS X用、3)作業用・ファイル保存用、4)Webブラウザのキャッシュ・Photoshopの仮想記憶など用。内蔵HDは最近10GBの物に交換してあるので容量は十分だ。それぞれ、1)2.4GB、2)2.0GB、3)4.8GB、4)0.5GB程度を割りあてる。注意が必要なのはMacOS 9は必ず1番目のパーティションにインストールすること。そうしないとMacOS 9から起動できなくなるらしい。
 さて、HD初期化後、まずやることはMacOS 9の環境の再構築。この手順については本筋でないので省略。
 ついでMacOS Xのインストールに移る。インストール作業は簡単だ。CDを入れてCを押しながら再起動、するとCDからOS Xが起動する。OS X上で動作するインストーラーは(当然だが)見た目がAQUAだ。手順通り、ダイアログの指示通りやっていれば終わる。インストールが終わったところで再起動。
 さて、初回起動時には「アシスタント」が自動的に起動し、それに従ってログイン名やネットワークなどの設定が進んでゆく。設定が終わったところでまたもや再起動。何度も再起動するのがMacらしからぬところでイヤな感じだが、まぁβ版でもあるし、大目に見てやろう。
 ま、とにかく、無事それも済むといよいよMacOS Xの世界が・・・
 と、いろいろいじってる内に問題発生。classic環境は既存のMacOS 9をそのまま使える、ということだと思っていたのだが、OS Xの方で何か追加のファイルをインストールするらしい。具体的にはOpenTransport、OpenGL、AppleShareなどの新しいバージョン。バージョン番号には「b」「f」などの小文字が含まれ、いかにも開発途中っぽい。こういうのを入れると具合が悪くなることはほとんど必須なので、できれば避けたい。
 ということで、予定変更。OS XのClassic環境用に専用のOS 9システムフォルダを用意する。要はOS Xと同じパーティションにOS 9が入ってりゃいいんである。しかし、OS XをすでにインストールしたところにあとからほいっとOS 9のシステムフォルダをコピーすればいいってものではない。説明書きを見るとMacOS Xのインストールされているパーティション内の「MacOS 9」というフォルダに移動する、とあるが、ここに入れてやってもダメである。という訳で再インストールした方が良さそうだ。
 MacOS 9のCDから起動し、MacOS X用のパーティションを初期化(この時フォーマットはHFS+で)する。既存のOS 9システムフォルダをそっくりそのままMacOS X用のパーティションにコピーし、いったん再起動。
 あとは再びOS Xのインストール手順を踏むだけだ。ただし間違っても初期化し直さないように。
 次回は触ってみての印象など。(つづく)


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