(第1回)
さて。時が経つのは速いもので、ついこの間OS
8.6がでたと思っていたらもうOS
9になってしまったのだ。いや、というより8.6のレポートをさっぼっていたのがいけないのだな。
で、今回からOS
9についてのレポートを始めちゃうのだ。ただ、実際に確かめてはいないのだが、非G3マシンではOS
9は重すぎる可能性が高いのでそれらの機種ではまだまだOS
8.6に頑張ってもらわねばならない。ということでしばらくOS
8.6のレポートも同時進行させる。
前置きが長くなったが、とにかくMac OS
9は10/30、発売となった。発売日の午前10:31に近所の電器店で購入したオレはさっそくインストールにとりかかった。
インストールするMacはiMac
G3/233、ボンダイブルーのRev.Aである。HDの中身をバックアップしてインストールCDから起動させる。OS
9の機能の一部が関係しているらしいが、アイコンパレードが終わってからデスクトップが表示されるまでにちょっと不安になるぐらい間があく。でも壊れてるわけじゃないので安心しよう。
まずはHDを初期化してしまう。CD内「ユーティリティ」フォルダにはドライブ設定(バージョンは1.8.1)がある。これで内蔵HDを3つのパーティションに切りつつ初期化する。この3つというのはあくまでオレの使い方の問題なので、1つでも、2つでも各人勝手にしてくれ。
初期化はかなり時間がかかる。「ファンクション」メニューの「オプション設定」で「物理フォーマット」、「全データを“0”にする」ということにしてあるためだ。このオプションなしだとそんなに時間はかからず、10秒くらいで終わると思う。でもせっかくなので徹底的に初期化してしまった方がなにかと良さそうな気はする(もっとちゃんとした理由があるんだろうけど)。
HDの初期化をしている間は暇なので布団を干したり、音楽を聴いたり、爪を切ったりして過ごす。一仕事終えたころになって見ると丁度良くHDの初期化が済んでいるという案配だ。
インストーラーを起動する。と、「ファームウェアを最新のものにアップデートする必要があります」とかいうアラートが出てくる。この作業をしない限りインストールはできないらしい。
そこで一旦インストーラーを終了させ、CD内「Mac OS特別付録」の「iMac
Firmware
Update」に入っているプログラムを起動させる。細かい手順が指示される。まず一度システムを終了させた後、プログラマスイッチ(サイドパネルにある2つの穴の下の方)にクリップの先を突っ込んだまま電源スイッチを押し、「プー」という長いビープ音が聞こえたらクリップを外す。画面上には進行状況をあらわすバーが表示される。あとは勝手に再起動したりしてくれるので放っとく。
という筈なのだったが、CDから起動した状態、正確にはロックされたボリュームから起動している状態だとこのプログラムが動作しない、というアラートが(英語で)表示された。仕方がないのでOS
9のインストールCDの中にあるシステムフォルダをHDにそのままコピーして再起動させる。
しかし起動画面が表示されたところで白黒表示の無愛想なアラートが表示され、「オリジナルのCDからでないと起動できません」などと言われ、憤慨しつつも慌ててOS
8.6のCDを引っぱりだし、そこから起動し、とりあえずOS
8.6の最小限のシステムを急遽インストールする。
そんな風にしてかなりごたごたとしたが、無事にファームウェアもアップデートし、いよいよOS
9のインストールを開始。というところで次回に続く。
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