(第5回)
さてて。ながいこと放ったらかしになっていたこのコーナーだが、その所為でだいぶBeOSをめぐる状況が変わってしまった。うちのPerformaにBeOSをインストールした時点でのバージョンはR4、それがメジャーアップデートが一度あって4.5に、そして細かいマイナーアップデートを経て今月末にはR5がリリースされる。
4.5ではBeロゴが変わっているほか、それまでNetPositiveによっていたムービーの再生を「MediaPlayer」というアプリが行うようになった辺りが目につく。内部的に大分変わっているようなのだが詳しいことはよく分からない。
様々なバグフィックスが進んでいるのは有り難いことだ。R4ではMacボリュームをマウントするとかなりの確率でTrackerが落ちていたのだが、それが改善されている。また、これは主にうちのハードウェア(Performa
5410)特有の症状かもしれないが、サウンドにノイズが入る問題も解消されている。
しかし、今年になってから重大な発表がなされた。Be社はBeOSを無償で配付し、インターネットアプライアンス市場に注力することになったと言うのだ。無償配付されるのは「Personal
Edition」と呼ばれ、Windowsボリューム上の仮想ディスク空間で動作する。で、PowerPC版は?というと、ない。のである(涙)。
無償配付版に加え、パッケージ販売される「Professional
Edition」もある。これは従来通りのPowerPC版/Intel版のハイブリッドである。しかし、このパッケージはBe社が直接扱うことを止め、全てOEM品である。日本では日立が発売元である。Be社は相当BeOSを見放しつつあるようなのだ。
まぁいい。とにかくこうなったらPro.Editionを買ってやろうじゃないの。(つづく)