BeOSしちゃいました

(第3回)

〜 インストール2 〜

Mar.25

 前回に引き続きインストール作業の実際。
 まずは内蔵HDにパーティションを切るところから。この前に書いたように600MB(MacOS用)、100MB(データ交換用)、900MB(BeOS用)の3つにパーティションを切る。HDのパーティションを切るのには「ドライブ設定」を使う。HDに新しくパーティションを作る時にはディスクの内容が全部消えるのであらかじめバックアップをとっておく(基本ですね)。できれば時間はかかるが「オプション設定...」で物理フォーマットをした方が(たぶん)よい。MacOSが入るパーティションはMacOS拡張(HFS+)フォーマットでも良いが、BeOSはMacOS標準(HFS)フォーマットしか対応していないので注意が必要。
 パーティションを切ったらまずMacOSをインストールし直さなくちゃならない。それからようやくBeOSのインストールに移る。その準備としてBeOSのCDから「_OS_Chooser」という機能拡張書類と、「BeOS_Launcher」というアプリケーションをMacOS用のパーティションにコピーする。「_OS_Chooser」はMacの起動中にダイアログを表示してどちらのOSを起動するか選ぶための物だ。これはシステムフォルダの「機能拡張」フォルダに入れておく。「BeOS_Launcher」はダブルクリックするとMacOSを終了し、BeOSを起動するアプリケーションだ。これはどこに置いてもいい。
 CDドライブにBeOS R4のCDを入れ、「BeOS_Launcher」をダブルクリックすると画面が真っ黒になり「Be」というロゴが現れる。しばらくするとCDからBeOSが起動して青っぽい画面に切り替わる。そして「ライセンスに同意しますか?」みたいなダイアログが現われるので当然のように同意してインストールを開始する。
 まず、インストールする場所を選ぶ。BeOSの為に用意しておいた900MBのパーティションを選択。あらかじめ分かりやすい名前をつけておけばここで迷うことも少ない。で、この状態ではまだこのパーティションはMacOS標準(HFS)フォーマットになっているので、これをBeOSでイニシャライズすることになる。インストールを開始すると「このボリュームをイニシャライズしてしまうけどよろしか?」なんてことを(英語で)聞いてくるので「OK」と言っておいてさらに先に進む(さらにくどくどもう一度「ホントにいいんだな?」と聞かれる)。
 インストールは簡単で、続いて日本語環境をインストールするかどうか聞かれるともうあとは操作することはない。マシンの性能にもよるだろうが結構インストールが終わるまでには時間がかかるので(たぶん数10分はかかるはず)しばらくほったらかしにしておく。
 インストールが済むと「インストールが終わりましたぜ、旦那」というようなことが表示されるので「OK」するとCDが吐き出され、コンピュータは再起動する。で、当然のようにはじめにMacOSが起動する。起動作業の始めの方で「_OS_Chooser」が働いてダイアログが表示され、MacとBeとどちらを起動するか選択できる。ここでBeOSをクリックすると画面が真っ黒になり、「Be」というロゴが現われ、というのは先ほどのインストールの時と同じ。
 ここで違うのはそれに続いてHDにインストールしたBeOSが起動し、BeOSのデスクトップ画面が表示されるのだ。操作はGUIなので特に難しいことはない。Macばかり使っているオレとしてはウィンドウの中にメニューがある環境はちょっと違和感があったが、慣れてしまうことにする。でもやっぱり変だよなぁ。
 まぁとにかく無事にBeOSがインストールできた。次回からはいろいろ触ってみての操作感などについて。(つづく)


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