復刻版『PENCIL BAITにおける諸々の研究』


 かつてぼくの通っていた高校には「自由研究」という時間が週に一度あって、自分たちで決めたテーマについて勝手に研究してよろしい、ということになっていた。その頃のぼくは週末になると必ず釣りに行くという少年だったからそのテーマには当然のように釣りに関することを選んだ。
 それがここで紹介する『PENCIL BAITにおける諸々の研究』である。内容はなかなか悪くないと思うのだが、ぼくがいた「その他の文化系の個人研究」という教室では全くといってよい程評価されなかった。何しろ同級生の中で釣りをする人間というものは高校生活年間の中で一人もいなかったし、レポートを採点する教師の側にしたって同様だろう。
 そんな訳ですっかり日の目を見ないまま歴史の暗闇に埋もれていたこのレポートをWeb上で公開することにした。いろいろ考えたが、基本的なところで大きな間違いはない筈であるし、少しだけ手直しというような器用なことは出来そうもない(やるとしたら全面改訂になってしまうだろう)ので、あえて内容には一切手を加えず当時の形のままにしておく。ただし一部改行を加えたり、明らかな誤字・脱字の類は修正してある。
 なお、最後に補遺として加えられた「ペンシルベイトのためのロッド」はその時に書かれながらオリジナルのレポートには含まれなかったものである。ロッド選びについて具体的な製品名を挙げて書かれているが、今となってはもはや入手困難なものばかりである。一応参考までに掲載する。

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